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大腸ポリープについて


【癌につながるポリープとはどんなものか】

 ポリープは粘膜が部分的に異常に増えて盛り上がったものです。その膨らみを作っている細胞の性質で分類されます。主なものに過形成ポリープと腺腫があります。正常粘膜とかわらない細胞でできているものを過形成ポリープといい、わずかでも細胞に異常が見られるポリープを腺腫といいます。どちらも大きくなると癌化の可能性がありますが過形成ポリープに大きいものはほとんどありません。一方腺腫は直径5mmを越えると成長が早くなり10mm前後からポリープの一部が癌化します。癌の可能性が高い腺腫はいわば癌の芽といえます。

【検診の便潜血はポリープを発見できるのか】

 現在の検査法はきわめて微量の人間の血液を検出できます。しかし出血がなければ陽性にはなりません。ポリープの便潜血陽性率は15−20%です。約8割のポリープは潜血陰性になります。すでに癌化しているポリープでも必ず陽性になるとは言えず見逃される可能性があります。検診で毎年潜血陰性が続いていて安心していたが、陽性といわれて検査をしたらいきなり進行癌が見つかるということが時々あります。大腸癌の予防という観点からは便潜血検査だけでは不十分であることがご理解いただけると思います。
検診の便潜血「陰性」の結果には保険でいうところの免責部分があるのです。

【すべての大腸癌はポリープから発生するのか】

 多くの大腸がんはポリープから出来ると考えられています。しかし扁平な大腸癌が発見されて研究が進みました。この癌はポリープを作らず平坦な病変で進行します。直径10mmを超えるとリンパ節転移を始めるなど進行が速いことがわかってきました。さらに表面の隆起が無いので出血も少なく便潜血法に引っかかりにくいのです。この癌を早期発見できるのは内視鏡検査しかありません。

【大腸がんのリスクが高い人とは】
 
過去に大腸癌を切除した方、あるいは家族、特に兄弟に消化管の癌が出ている場合です。そのような方は定期的検査が特に必要ですがそれ以外だからといって安心ではありません。近年日本人の病気の構成が変化しており胃癌は減少、肺癌、大腸癌は増加という傾向が見られています。

【ポリープとどう付き合うか】
 
大腸にできるポリープをすべて切除する必要はありません。内視鏡学会でも直径5mm以下のポリープ切除は必要ないと勧告しています。特に過形成ポリープのほとんどは切除対象にはなりません。ポリープの表面を詳しく観察することで腺腫あるいは癌を見極める技術が進んできました。一度ポリープを切除したら1年後に再検査します。そのとき切除対象となるポリープがなければ間隔を2年あけての検査を予定します。たとえて言えば庭の芝生を定期的に見回りして雑草の芽が出ていれば指でつまみ取ってきれいな芝生を維持することと同じです。